Wednesday, August 09, 2006

大金はたいて子供の「しつけ」…北京でゴルフ教室ブーム


大金はたいて子供の「しつけ」…北京でゴルフ教室ブーム
読売新聞の夕刊に、以下の記事が載っていた。
当センターでもジュニア教室を開催している。
技術を教える前に、「自己を律し、マナーを守り、自分に挑戦する」、そんなジュニア教室を目指したいものだ。
(文と写真 末続哲也)
 北京市の中心部、朝陽区にある「SGAゴルフクラブ」のゴルフ教室をのぞいてみた。11歳の男の子がオーストラリア人コーチの指導を受けて熱心にゴルフボールを打つ。「プロ選手になって、世界のトップ10入りをめざすんだ」
 この教室には6歳から15歳の男の子約20人が通っているという。
 ただ、子供をゴルフ選手に育てようと考えている親はほとんどいない。親がゴルフ教室に期待するのは、「しつけ」という。
 「自己を律し、マナーを守り、意志を鍛え、自分に挑戦することが、ゴルフを通じて学べる」。同クラブの李明社長(42)は、すらすらと効用を挙げる。
 この「しつけ」にかかる金額は、10日間のコースで最低でも約2800元(1元は約15円)。これは大学新卒の公務員の月給に相当する額だ。
 この教室に子供を通わせる親たちは、もちろん金持ちで、大半は自身もゴルフ好きという。
 北京の金持ちたちの間で今、子供をゴルフ教室に通わせるのがちょっとしたブームになっている。
 「SGAゴルフクラブ」だけでなく、北京のゴルフ場やゴルフ練習場は競うように、「夏休み子供短期ゴルフ教室」を開催している。あるゴルフ場では定員30人に対し100人以上が申し込んだ。
 短期だけでなく、年間コースも人気という。費用は数万元にも達する。
 中国のゴルフ人口は現在約100万人。都市部の富裕層が増加し続ければ、6年後には500万人を突破するとの予測がある。
 「自己を律し、マナーを守り、自分に挑戦する」、そんな中国人が続々と誕生することになる……。
平成18年8月10日

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