Thursday, September 21, 2006

[らいおんはーと ~ 小泉総理のメッセージ]


[らいおんはーと ~ 小泉総理のメッセージ]
「改革なくして成長なし」に代表されるワンフレーズポリティックスの小泉政権が終わった。
「感動した!」
「人生いろいろ」など記憶に新しい。
小泉首相の功罪は、大きく評価の分かれるところであろう。
5年間続いた最後のメルマガを読みながら、最後までブレナイ自分を貫き通す姿勢は、見習いたいな~と感じだ。

「5年間ありがとうございました小泉純一郎です。5年前の6月から始まったこの小泉内閣メールマガジンも、今週が最後になります。就任以来、毎日、総理大臣の職責をいかに果たしていくかを考えながら、「天の将(まさ)に 大任(たいにん)をこの人にくださんとするや     必ずまずその心志(しんし)を苦しめ、その筋骨を労せしむ。」という孟子の言葉を胸に、全力投球してきました。話し合ったり、相談したり、専門家の知恵を借りたりすることは必要ですが、重要な決断は一人でしなければなりません。時には、友情や好みを捨てて非情にならなければならないときもあります。24時間公人として、何かあったらいつでもすぐに対応できるように、5年間精一杯努力してきました。この間、メルマガ読者のみなさんをはじめ多くの国民から、あるときは厳しいご批判を、あるときは暖かい激励をいただきました。みなさんからの声がどんなに励みになったかわかりません。就任直後の所信表明演説で、私は「わたしに課せられた最重要課題は、経済を立て直し、自信と誇りに満ちた日本社会を築くことです。同時に、地球社会の一員として、日本が建設的な責任を果たしていくことです。」と訴えました。民間や地域の方々が「痛みに耐えて」改革に取り組んだおかげで、日本経済も回復軌道にのり、人々は自信を取り戻しはじめたと思います。日本政府は、日米同盟と国際協調を外交の基本に、国際社会の責任ある一員として世界の平和と安定のために努力してまいりました。一人の平凡な人間がここまでやってこられたのは、多くのみなさんのご支援、ご協力があったからこそです。徳のある人は才能がない、才能ある者は徳がない、といわれますが、私は自分では気の弱い普通の常識人だと思っています。ただ、いつも何かに守られている、運がいいな、と思いながら、何とか頑張ってきました。昨日、安倍晋三さんが自民党の新しい総裁に選ばれました。安倍さんは、メルマガの初代編集長。小泉内閣の官房副長官、自民党幹事長、幹事長代理、そして官房長官として、ずっと改革を支えてくれた、気心の知れた方です。26日に新しい総理大臣が選ばれる予定です。私は、総理を退いた後は一国会議員として、新総理を控えめに支えていこうと思っています。現在の私の心境を短歌に託してみました。「ありがとう 支えてくれて ありがとう  激励 協力 只々感謝」メルマガ愛読者、そして国民のみなさん、5年間ありがとうございました。」
平成18年9月22日

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